» なぎさ本舗京都屋の技術
洗い 一枚、一枚を真心込めて
- 予洗
- きものを処理していく前の軽い洗いです。なぎさ本舗が開発したきもの専用の最高級ドライ機により、熟練の技術を持ったスタッフが洗っていきますので、生地を傷めることはありません。
- 油性ガン
- きものは永くご使用になっていますと、柄の鮮度がなくなってきます。
油性ガンを使用することにより、刺繍の生命とも言うべき色彩が回復し、
白い部分は冴え、色物は鮮やかに光沢を帯びて美しく甦ってきます。 - 本洗い
- あらゆる作業工程を経て、目に見えない汚れなどを本格的にウォッシングします。慎重に慎重を期して行われますので、全く型くずれ等はありません。
乾燥 自然の風がきものの生命を取り戻す
- 自然乾燥
- より良い仕上げをするために完全な自然乾燥を行わなければなりません。
洗い終えたきものは風通しの良い場所にかけられ約12時間、
少しずつまたゆっくりと生命を取り戻していきます。
染み抜き 生地を傷めない高度な技術の結晶
- 染み抜き
- 染み抜きは永年の経験と勘、そして非常に根気を要する作業です。
より完璧な仕事を行うため、なぎさ本舗京都屋の明るくて清潔な作業場は、染み抜きに関するディスカッションやミーティングが行われています。
また、生地を傷めずに染み抜きを行うため、永年にわたって改良された特殊薬品が揃えられています。 - 熱処理
- 薬品の効力を蒸気による熱処理でさらに高めます。
この作業は生地を傷めない最良の方法です。 - 乾燥
- 輪染み、色むらなどを防ぐために素早く乾燥します。
色修整 繊細な技術で伝統の色彩が甦る
- 図柄の色修整
- きものは色で着る。よく言われる言葉ですが、
色彩と共に模様もきものの生命というべき大切なものです。
色と模様は溶け合って、きものの美しさを作り出します。
特に振袖、友禅などは色と模様が最高に昇華した「美の極至」とも言うべき衣類です。染みの程度によっては染み抜きの際に地色や模様が薄くなる場合がございますが、当店の技術で色修整を行いますので安心です。 - 丹念な作業
- 地色や図柄の色修整は、永い経験と繊細でしかも芸術的な感覚が要求されます。
一筆一筆を丹念に、そして細心の注意を払って
作業を行います。色褪せた刺繍部分、剥げ落ちた金箔の部分も鮮やかに甦ります。
仕上げ 最後のひとときまで注意を怠らない
- 湯のし
- 仕上げは非常に技術と注意を要する作業です。アイロンを使用して行われますが、
わずかでも生地に触れると光る恐れがあります。
スタッフの永年の経験が支える、優れた技術による作業です。
包装 きものを守る、高級文庫紙
- 高級文庫紙
- 美しく仕上がったきものは、湿気を防ぐために、
なぎさ本舗京都屋特製の高級和紙を使った「文庫紙「」で完全包装致します。
きものはお手入れと保存方法が決め手です。
カビを絶対に呼びつけないように特殊な乾燥剤を使用します。